はじめまして! 今回から始まったこの「このはとあんずのVPS勉強室」。
おなじみ このは ちゃん・従姉妹のあんずと一緒に、ConoHa やVPS全般について学んでいこうというコーナーです。上のほうに余計なまんががついてますが、いたってまじめにお送りしていく予定です。たぶん。
さて、第1回のお題は「VPSってなに?」。食いしん坊のあんずとは違い、みなさんは「少なくとも食べ物ではない」とはご存知のはず。もちろんそのとおりで、ホームページやWebサービスを提供するためのレンタルサーバーの一種です。
「でも、レンタルサーバーってほかにも種類があるよね。どう違うの?」
いい質問ですね。それではまず、VPS以外のレンタルサーバーの種類を見ていきましょう。
まずひとつめが「専用サーバー」と呼ばれるものです。これは、一台のコンピューターをまるまる借り上げて、ひとりのお客さんが専用で使うレンタルサーバーです。専用なのでなんでもできます。サーバーの設定変更はもちろん、大規模なプログラムを動かしたって文句を言われることはありません。
でも、専用サーバーだとコンピューターが人数分必要になりますね。当然、費用が高くつきます。それじゃあ困るということで、コンピューターを何人かで共同利用してレンタルサーバーにしましょう、というかたちにしたのが「共用サーバー」です。できるだけ安くサービスを提供できるように、サーバーの設定までは変更できない・大規模なプログラムあまり快適に動かない…といった場合が多いです。
「えー。高いか、不自由か、どっちかしかないのー? やだなー」
わがままですねえ。とはいえ、そんなわがままにお答えするためにインターネットの技術は日々発展しています。そこで登場したのが「VPS」(Virtual Private Server。仮想サーバー)です。
VPSは、物理的には一台のサーバーを複数の利用者で共同利用する点は変わりません。しかし、「利用者があたかも一台の専用サーバーを占有しているかのように仮想的に操作できる」点が違います。このため「バーチャルでプライベートなサーバー」=VPSと呼ばれるわけです。
VPSは、まずサーバーをひとりじめしていないので料金がぐっと安くすみます。共用サーバーみたいですね。もう一方で自由度が高く、OSレベルから設定変更・プログラムのインストールまで自由におこなうことができます。専用サーバーみたいですね。つまり、VPSは「専用サーバーと共用サーバーのいいとこどり」なレンタルサーバーだということです。
ということで、VPSが食べ物ではないこと、おわかりいただけたでしょうか。
ConoHa も、このVPSのサービスのひとつです。ただ、好きなOSをインストールできたりなど変わった機能もたくさんもっています。ちょっと、流行の「クラウド」に似ているところがありますね。そのあたりは今後お話を進めるにつれてご紹介していきましょう。では、また次回!
(本コーナーは月二回連載です。次回は、4月14日に掲載予定)
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