さて、前回 は「VPSってなんなの?」についてお話ししました。わたしたちの ConoHa もVPS。ということで、実際に ConoHa で「VPSを立ち上げる」方法をご案内しましょう。
基本的な流れは
・「ConoHaアカウント」を作成する
・コントロールパネルにログインしてVPSを「追加」する
だけです。
では、まず ConoHaアカウント を作成しましょう。この手順を追うことで、コントロールパネルを利用するための、だいじなIDとパスワードが発行されます。
まず、ConoHaのトップページ にアクセスして、「アカウント登録(無料)」というボタンをクリックしてください。
「アカウント情報入力」画面になります。「SNSアカウントで簡単登録」もありますが、今回は無視。ふつうに「お客様情報の入力」以下を埋めてください。
この画面での注意点は以下のとおりです。
・「電話番号」はあとで個人認証に使うので、
電話がかかってきたらすぐ受け取れる番号にしてください
・「メールアドレス」には、メールで「ConoHaアカウントID」が届きます。
正しいアドレスを入力してください。
終わったら「確認」を押し、出てきた確認画面の表示内容が正しければ「登録」を押してください。「アカウント登録完了」の画面が出てきます。
しばらくすると、あなたのメールアドレスに「ConoHaアカウントID」の記載されたメールが届くはずです。これと、先ほどの登録画面で入力したパスワードを使って、「コントロールパネル」にアクセスしてみましょう。「アカウント登録完了」のページにある「コントロールパネルへ」のボタンをクリックします。
これが ConoHaコントロールパネル の初期画面(ダッシュボード)です。ブラウザのお気に入りに登録しておきましょう。
画面構成をおおざっぱに説明すると
・左端:メニューアイコン
・右上:ログイン状態表示
になっています。ログインしないとなにもできないので、右上の「ログイン」をクリックしましょう。
これがログイン画面です。「ConoHaアカウント」にはメールで届いたConoHaアカウントIDを、パスワードにはあなたが設定したパスワードを入力して「ログイン」をクリックしてください。
すると、さっきとおなじダッシュボードですが、右上から「ログイン」の文字が消えた画面になったはずです。これでさまざまな作業がおこなえるようになりました。
さて、ConoHa でVPSをお使いいただく前には、かならずやっていただかなくてはならないことが2つあります。ひとつは「電話認証」。まずは左端のメニューから「アカウント」→「電話認証」と進んでください。
「電話認証」画面です。あなたが登録した番号に電話がかかってきたらすぐ受け取れるようにして「電話を受ける」をクリックしてください。このはちゃんの声でガイダンスがおこなわれるので、それにしたがって画面に出ている「認証番号」を電話のプッシュボタンで打ち込みましょう。
次にやっていただかなくてはならないのが「支払方法」の登録です。「アカウント」→「支払方法」と進んでください。この画面で主にクレジットカード番号の登録などをおこないます。
これでいよいよVPSが使えるようになりました。ConoHa ではひとつのアカウントで何台ものVPSを管理できるため、新たにVPSのご契約をすることを「VPSの追加」と呼んでいます。まず、メニューの「サービス」→「VPS」と進みます。
すると「サーバーリスト」画面になります。本来は、ここには管理しているVPSの一覧が出てくるのですが、いまは一台も契約していないので表示されていません。とりあえず「VPS追加」というボタンを押してください。
すると「どのようなVPSを追加するか」の画面になります。ここでは、
・メモリ容量に応じたプラン
・初期OS
・rootパスワード
を設定できます。「プラン」は、初めてでしたらいちばん安い「メモリ1GBプラン」でよいでしょう。OSは「[標準OS] Cent OS6.5(64bit)」を選びます(今後のレクチャーではこのOSを選択した前提でお話を進めます)。rootパスワードは、VPSにrootとしてログインするための大切なパスワードです。慎重に決めてください。入力が終わったら「確認」を押します。確認画面になるので「決定」を押せば、これで指定どおりのVPSが追加されます。
追加手続きをした直後は、先ほどの「サーバーリスト」画面に戻ります。しばらくは画面のように新しいVPSを「構築中」の状態になります。しばらくお待ちください。
準備が終わると下のような画面になります。VPSが用意できました! すでに電源も入っている状態です。
このVPSをさらに詳細に操作するには、「ラベル」欄(VPS….と書かれているところ)をクリックします。すると以下のような大きな「コンソール」の広がった画面になります。
この「コンソール」は、VPSの画面を直接表示して操作できるページです。いわゆるコマンドライン操作を直接おこなうことができます。試しに、「クリックして開始」とあるあたりをマウスでクリックしてみてください。
このように、Linuxをちょっと触ったことがある方ならおなじみの、ログイン画面が出てきます。つまり、たしかにサーバーが動いていることが確認できます。
ということで、ConoHa でVPSを立ち上げるまでを追ってきました。ご紹介画面が多いのでちょっとページが長くなってしまいましたが、けっして難しいことはありませんので、次回までに挑戦しておいてくださいね。
(本コーナーは月二回連載です。次回は04/28掲載予定)
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